坂道のアポロン

坂道のアポロン

初日、2日目舞台挨拶で3回見たんだけど、見れば見るほど胸が苦しくなって切なくて。ほんとに素敵な映画を知念くんが主演してくれたことにありがとう。

ちょっとだけ感想を。

まずは、知念くんと大志くんが差し替えなしですべてあのレベルを演奏していることに改めてびっくり…!1~2曲とかまぁこれだったら弾けそうかなっていうレベルじゃなくて。こんなにも本気でやってると思わなくて。ただただ何回見ても鳥肌。それを弱音も吐かずに楽しかったです!って言ってのける知念くんのポテンシャルと精神力って…???となりました(T_T)

文化祭のシーンはもちろん素晴らしくてりっちゃんが涙を流すのにシンクロして泣いちゃうくらいの…もうほんとに語彙力がないけど素晴らしいすぎて。ほんとに何回聴いても鳥肌がたつ。ピアノとドラムだけで、2人だけでのあのクオリティ。心にずどーんって。

JAZZはもちろんなんだけど知念くんが弾くクラシックも素晴らしくて。きっとJAZZに慣れすぎると、クラシックを弾くのも大変だとおもうんだけどそれをちゃんと弾きわけてて。特に後半、おばさんに東京行きを宣言するシーンもおばさんに話す前はクラシックなのに、宣言したあとはJAZZアレンジになってて。JAZZとの出会いで薫が強くなれた。変われた。っていうのをすごい感じたしそれをきちんとピアノで表現できていることにただただ感動。

内容的には、原作を読んで、いろいろな背景を知ってたからこそ、最初からそうじゃないよぉ(T_T)って感情移入しすぎてしんどかった。(笑)

千太郎の登場のシーンとかほんとに漫画みたいで美しくて綺麗で…雨に打たれながら薫に向かって笑いかけるシーンもほんとに千太郎って幻なのかな…薫を変えるために現れた神様なんじゃないかな…って思っちゃうくらい中川大志くん美しすぎた!!!淳兄に出会って、4人ではじめてセッションする場面も本当に4人が心から楽しそうで仲間に入れてほしいなって思っちゃうくらいに心が踊って、薫の表情の変化も素晴らしくて。千太郎が無理矢理にでも引き込んでくれたことに感謝しちゃうくらい。もちろん淳兄もりっちゃんのお父さんも表情が優しすぎて、あぁ薫は来るべくしてここに来たんだなって。薫にとって安心できる場所はここになるんだな。ってすごく感じた!!

このまま幸せな時間が続けばいいのにって思うのに、そうはいかなくて。すれ違っちゃう思いに「ちがう!」って叫びたくなるくらい感情移入してる自分がいて。優しい目で千太郎を見つめるりっちゃん。百合香さんにまっすぐに一目惚れしちゃう千太郎。そんな百合香さんは淳兄に強い想いを持っていて。みんなの気持ちがそれぞれにとてもまっすぐだからこそ誰も傷つけたくなくて全部の恋が実ればいいのにって(それは絶対むりなんだけど)そんな風にきっと薫も思ってたんだろうなぁ…って。だから誰にも誰の気持ちも言えなかったんだよなぁ。でもそれがみんなを傷つけることになってしまう。みんな一方通行の片想いって切なすぎる…。もうこのへん苦しすぎて病むレベル。(笑)さっちゃんと糸電話で話しはじめる薫の表情も声もすっごく優しくて。りっちゃんの声が聞こえたときはまた鳥肌がたってしまう。りっちゃんは、映画では千太郎が好きだとは言葉にしていないから、自分で気持ちに気づいてたのか分からないけど、それが分からなくなるくらい千太郎のことも薫のことも大切に思ってくれてたからこそあの行動とあの言葉だったんだろうなと思うと胸がぎゅーーーーんって苦しくなった…

薫がりっちゃんの優しさを踏みにじるようなことをする千太郎に殴りかかるのに、千太郎は薫にやり返さないところももうほんとにみんな不器用すぎるよ…って思っちゃうけど高校生ってきっとそんなもんなんだろうなぁ。そして文化祭。千太郎が、ロックバンドをやって。だからこそ薫とやるJAZZが最高だってことに気づいてくれて。千太郎もこんなに薫のことを思ってくれてるのに…なんでこうなるんだよ…っておもってるところで千太郎に言葉じゃなく音楽で思いを届ける薫。薫のピアノに反応する千太郎。千太郎が応えてくれたことに驚いた表情をしつつも目を合わせて笑顔になるふたり。りっちゃんが…いや映画を見ている全員がずっと見たかった光景。ほんとによかったぁ…って嬉しさと安心と感動と。泣くしかない。そりゃありっちゃんは泣いちゃう…!!!言葉がなくても通じ合える、仲直りができちゃう、あーよかった最高だって幸せすぎる3人が見られたのもつかの間。まさかの事故。もうやめてーーーって誰もがなったはず。

教会で、千太郎と薫がまたもや出会う場面。ずっとずっと千太郎が薫のことを引っ張って振り回していたのに、薫が千太郎を抱きしめる。そのときの薫の声が優しすぎてもう(T_T)「泣いてもいいんだよ」ってあんなに優しく言える人いますか???しかも顔が映っていない表情も分からない声だけの演技。10年間知念くんを見てきて、たくさん知念くんの優しさを感じる場面があるけど、その一言だけは薫じゃなくて知念くんを感じちゃうような。そんな気がして。あぁ知念くんを好きでよかったって。そりゃあ大志くんも知念くんを好きになるよなって。なんか私情が入ってきたけど、とっても素晴らしいシーンだった。私はめちゃくちゃ好きだった!!!!

「神様、りっこじゃなくておいを連れてってください」って言葉を本当にしちゃうかのように律子が目を覚ました途端に誰にも何も言わずに姿を消す千太郎。きっとすぐだから探すことも出来たはずなのに薫は千太郎の気持ちを汲んで一人にしてあげたんだよね。優しい。きっとみんながもうこのまま幸せな思い出のまま終わらせよう。そうして別々の道を歩き始めて。でもやっぱりその時の幸せを超えることが出来ないまま10年を過ごしたんだろうなっておもうとまた切なくて悔しくて、なんで??って、この人たちにはもっと幸せな人生を歩んでほしいよって思ってしまって。

淳兄と百合香さんが、3人の気持ちが交錯した原因になったといっても過言ではないのに、結局その淳兄と百合香さんにまた出会わせてもらう。なんか複雑だけど…淳兄と百合香さんもやっぱり優しさに溢れてる人達だった(^-^)

薫があらわれて、涙をためるりっちゃん。夢を叶えて教師になって、薫ももちろんすごく大人になったけど中身は変わってなくて。薫のこと好きでいてくれてよかったーーー!って。ほんとに。そして再会する3人。誰が謝るわけでもなく、怒るわけでもなく。口に出す言葉は相変わらず不器用だけど、それをまた繋ぐ音楽と笑顔。10年の時間が経っても変わらない千太郎と薫の関係。りっちゃんがいちばん好きな、いやりっちゃんも薫も千太郎もいちばん好きな「マイフェイバリット」!!!

泣くよ。そりゃあ。あんなに素敵な関係。羨ましくもあり。切なくもあり。あのあと3人は幸せに暮らせているかな?と想像までしたくなる。本当に素敵な映画でした…!!!でもやっぱり切なすぎる!!!苦しい!!!がいちばんかな。(笑)

 

そして知念くん。この1年で忍びの国の信雄、みせコドのりんりん、そして今回の薫。信雄と薫が本当に同一人物??っておもうくらいにテンションも台詞の言い回しも目つきすら何もかも違くて。本当に俳優としてたくさんの経験を積んできたんだなぁ…って思える1年でした!!

信雄のとき、あんなに感情をむきだして叫ぶ知念くんを初めて見て。それがすごく私の中で衝撃で。あのときも涙を流してたけど、今回はまた全く違う涙で。薫は表情から目線から声まで何もかも優しくて。いちばんコンサートで見ている知念くんもめちゃくちゃ優しいんだけど、でも普段の知念くんはすーぐふざけたがるからなんかまた知念くんとも違うイメージで。本当に西見薫を感じた。りんりんはキラキラ少女漫画すぎたけど、でも香琳のことをすごく想っててまっすぐで香琳を思うからこそ最後は自分であんな決断をして。それもまたすごく切なかったけど(笑)

3つの役はどれも全然違ったけど、でもどの役にも知念くんの優しさと芯の強さがみえて。あぁ選ばれるべくして選ばれた配役なんだな、神様ありがとうございますって感じ!!知念くんがこの役たちに出会えたことが本当に嬉しい!!!そして、知念くんが本当に素敵な人だなと改めて感じれるようなコメントをどの作品のキャストやスタッフさんが言葉にしてくれてて。あー知念くんを好きになって本当によかった。幸せだーーーって何回も何回も確認できた1年だった(^-^)

忍びの国のときは、石原さとみが知念くんのシーンで泣いたって言ってくれたのがとても嬉しかったし伊勢谷さんとかマキタスポーツさんにもたくさんいじってもらって可愛がってもらってて。まぁ年上のお兄さん方には前々から可愛がってもらってたから忍びの国の現場は、知念くんがダントツで年下だったしある意味やりやすかったのかなって思うけど!(笑)

みせコドでは中島健人とそこまで絡んでるイメージもなかったから最初はえっ?っておもったし主演は健人だけど知念くんが先輩だし祐奈ちゃんも年下で。健人を立てつつも2人とわちゃわちゃしてる知念くんがめちゃくちゃお兄さんに見えてとても頼もしくて!あぁ知念くんってこんな立ち位置でもいけるんだ!って感じることができた作品だった!

そして、たくさんの経験を積んでの初単独主演。ここでも大志くんと小松菜奈ちゃんは年下で。しかも主役。1ヶ月半の九州ロケ。いつもJUMPで甘やかされまくってる知念くんを見てる側からすると大丈夫なのかな?ってお前誰だよっていらない心配をしてしまうくらいの発表だった…でもそんな心配は全然いらなくて。いろんなインタビューとか、大志くんななちゃんとのやりとりを聞いてるだけで伝わった。本当に楽しかったんだなって。なんかずっと見てたはずなのにこの1年…いや撮影から入れると2~3年で知念くんは本当におおきくなってた。かっこよすぎる。

「ずっと笑顔で」「弱音を吐かない」「疲れた顔すら見せない」「頼れる座長」そんなことを言ってもらえる知念くんが誇りすぎるし、だいすきすぎる。

でもなんかそんな知念くんの一面を知ると、だからこそJUMPのメンバーは知念くんを甘やかすことにここ数年拍車がかかってるのかなとすら思えたきた(笑)知念くんが大人になってかっこよくなっていく姿が見えるからこそ嬉しくもあり、でもやっぱりどこか寂しくてまだまだ俺たちの可愛い知念でいて欲しいのかなって。(笑)あーーーそれならわかりみすぎるwwwバラエティを見てても、これまでは人見知りすぎて内弁慶すぎてもっと出来るはずなのにしゃべるのすらいちいち悩んでいた知念くんが。今ではしっかりと求められていることに応えていて。ハッキリと自分の言葉で言うことは言ってて。あぁ知念くん変わったなぁってなんか嬉しくもあり寂しくなっちゃったもん。(笑)今までの「もう知念くん~!コンサートではあんなにしゃべるのに!おもしろいこと大好きなくせに!」ってずっと知念くんを見てきた私たちだけが知ってる(!!)みたいな、知念くんがいなくなっちゃった気がして。(笑)

でもやっぱり本質は何も変わらない。人に愛される才能がありすぎる。大好きな知念くん。そんな知念くんも感じられた坂道のアポロン。本当に知念くんを西見薫に出会わせてくれた監督やスタッフさんに感謝しかないです。

ジャニーズの映画ってだけで毛嫌いする人もたくさんいるとおもうけど…知念くんが「これからも俳優をやりたいと思えた!」「一生モノの映画になった!」と言える映画。私にとってもすごく思い出に残る映画になりました。こんな長々と感想をかけちゃうんだもん。(笑)たくさんの方に見てほしいなぁ。「おっ!知念くんって可愛いだけかと思ってた!すごい!」って思ってもらいたいなぁ。何か賞とかを貰えたらうれしいけど、そのためには興行成績もそれなりに良くないとダメだろうし。やっぱりたくさんの人に見てほしい!そして知念くんがもっともっとこの映画を通して、自分に自信を持ってほしい!!そしてそれが何かで形として認めれて、わたしもこれが私の大好きな知念くんだよーーー!!!って叫びたいな!!(笑)

今はそんな気持ち。はぁ。文字にしたらちょっと整理できたかな(^-^)

坂道のアポロン、ありがとう。